相談の意義

「相談だけのメニュー(相談だけで完結するメニュー)」を用意した意義を説明します。

誤解を解く

「英語の発音には興味あるけど、自分は発音なんて習う立場にないのでは?」という誤解が、非常に根強くあるように感じます。

まったくそんなことはなく、誰もが基礎を習った方が良いと思うのですが、どうして前述のような誤解が生まれてしまうのでしょうか。たとえば、以下のような認識が一般化しているのではないでしょうか。

  • 発音は英語の上級者がやるものだ。
  • 習い始めたらペラペラになるまでやらないといけない。
  • 発音を習うには、まとまったお金が必要だ。

たしかに、このような思想による指導法が一般的であるような印象はありますが、それは英語の「実用」を前提としているからだと思われます。「習うからには役に立たないと」という考え方はわかりますが、逆説的に「どうせ実用に至らないのなら基礎をやっても無意味」とまで言ってしまっては極端すぎます。

KTはつおんは、「発音は基礎であって習得には時間がかかるもの」という前提に立っていて、「そもそも、すべてやり遂げなくても良い」と考えています。よって、「始めたら抜けにくくなる」、「ひとたび相談したら長期の受講を勧められる」ということはありません。「どれぐらい深く、どれぐらい長くやるか」は、習う側が自主的に決めるものだと考えます。

KTはつおんの相談では、このような「発音に関する考え方」や「発音に関して世間で言われていること」などにおける誤解(硬直した考え方)を解いて、もっと気楽に発音を学んで欲しい(独習であっても)と考えています。

敷居を低く

「継続した講座受講にはためらいがあるけど、英語発音に関する疑問点や悩みを解決したい」というご要望は多いはずです。

しかし、専門の先生に相談しようとすると、いろいろな意味で「すごく敷居が高い」のではないでしょうか。

敷居が高くなってしまう要因の1つは、「一流の先生の生徒になって指導してもらおう」と考えてしまうことです。もちろんそれは間違った方法ではありませんが、結局、敷居が高いですよね。すると、それはあきらめて「独習」をしようとする。すると、わからないことは、そのままになってしまう。

要するに、「極端に高度なこと」と「あきらめて独習する」という両極端の選択肢で考えてしまうので、「結局、何も進まない」ということになるのです。

KTはつおんでは、「発音矯正」「発音指導」「発音講座」という形ではなく、素朴に「相談」という形で、お悩み解決の突破口として、お力になりたいと考えています。

発音よろず相談として

英語発音に関する疑問点やお悩みは多岐にわたると思います。「この音はこう出します」といった発音の技術的な問題だけではないはずです。方法論や氾濫する情報の整理、さらには教育事情等の社会的な問題に至るテーマもあるでしょう。

KTはつおんの代表(講師)は、発音講師の中では比較的高齢の部類に入り、まだまだ未熟ならがも、一応、いろいろな人生経験を積んできていると思っています。ご相談内容によっては、責任を持った回答はできませんが、経験からアドバイスできることはいろいろあると考えています。

どのような相談を想定しているかについては、次ページの「相談の種類」をご参照ください。